臍帯血について

臍帯血とは臍の緒の血管中の血液のことです。臍帯血には幹細胞(体の様々な機能の細胞に分化できるとともに、自己複製できる細胞です)が豊富に含まれています。白血病の骨髄移植に代わるものとして利用されているほか、脳性麻痺治療などの再生医療に利用します。

 

臍帯血採取の実際

臍帯血の採取は出産後、赤ちゃんから切り離した後の胎盤側の臍帯血管に針を刺し、残っている血液を採取します。赤ちゃんはもちろんお母様にも全く痛みはありません。

 

臍帯血の保存について

臍帯血を将来、自己にために使用するには民間臍帯血バンクで保存しなければなりませんが、費用がかかります。

 

 

 

ステムセル研究所   http://www.stemcell.co.jp

 

 

 

なぜ臍帯血採取なのか

 

 お産は100%安全なものでは決してありません。乳児1000人に2~4人の割合で、脳性麻痺が発生します。原因の一つとして出生時、出生直後の脳への酸素供給不足がありますが、何らかの原因で妊娠中にすでに脳性麻痺が発症してしまっている場合もあります。しかし、一度赤ちゃんが脳性麻痺になってしまうとご家族の悲しみ、負担は大変大きいものです。

 今日、再生医療の一つとして様々な機能の細胞に分化する幹細胞の研究がすすみ、臨床応用されています。その中で臍帯血による脳性麻痺の治療が注目されています。臍帯血は分娩時にしか手に入らない魔法の薬のようなものですが、ほとんとがその価値が認められず、捨てられています。臍帯血があれば、兄弟姉妹の白血病などの血液疾患にも利用できますし、将来、脳梗塞で身体障害が起きた場合に治療の手段ともなりうるのです。

当クリニックでは将来の再生医療を先取りした対応を皆様に説明し、実践しています。