不妊症について

 不妊症の治療の基本は、不妊の原因を診断し、その原因を治療することにより妊娠に導くという方法がオーソドックスな方法です。

 

具体的な方法は各診療機関により多少の相異があります。以下に当クリニックでの治療のコンセプトと方法を示します。

  1. 個々の患者さんに最も適した治療法を選択します。一人一人の患者さんの不妊原因、年齢、不妊治療歴などを総合して治療法を選択しますなるべく早く妊娠できるようベストな方法を選択します。
  2. 肉体的、経済的、心理的により負担の少ない方法からスタートします。そして希望があれば速やかに段階的に治療方法をステップアップします。
  3. 不妊原因が重症な場合あるいは、他の施設で長く不妊治療を行なっていた方は速やかより高度の不妊治療に切り替えます。例えば夫の精子数が少ない(精子減少症)事が不妊原因で既に他の病院で人工授精を何回か行なっているような方で、それでも妊娠しない場合、次のステップとして、体外受精などをおすすめします。
  4. 他施設での体外受精で妊娠に至らない方でステップダウン希望の方についても対応いたします。

 

当院の不妊治療の特徴

 

漢方治療 

患者様の体質に合わせた漢方薬を処方し、冷え性など妊娠しにくい体質の改善を行い自然周期にて妊娠できるよう指導しています。

 

 

男性不妊

精子の運動率改善のために漢方薬の処方をしています。

 

体外受精

体に優しい自然周期での採卵、新鮮胚移植を基本にしています。

当院では、自然周期で必要以上に卵巣の刺激を行わないため、OHSSなどの合併症が少ないのが特徴です。

妊娠成立後も、必要以上にホルモン剤の投与を行わないよう心がけていますので、癒着胎盤のリスク低減を心がけています。

 

当院受診の方で、自然周期では妊娠が難しい、また高刺激にしないと卵胞の発育が見られない場合には、近隣の高度不妊クリニックをご紹介させていただいています。

 

4月から保険適応になりました。

 

 

 

 

中部経済新聞でクリニックの記事が掲載されました。2019.4.12