羊水検査について

羊水検査とは、胎児の染色体異常を調べる検査です。

すべての妊婦様に必須の検査ではなく、下記に当てはまる場合や、ご夫婦ともに希望される場合に行います。

 

  • 高齢妊娠(35歳以上、年齢とともに染色体異常の確率が高くなります。)
  • 過去に染色体異常の児を出産した方、血縁者に染色体異常の方がいる方
  • 超音波検査で胎児の染色体異常を疑う所見のある方

 

  

この検査は一般検査とは異なり事前の予約が必要です。検査は妊娠16週~17週頃に行います。検査はまず、超音波で子宮内の胎児及び胎盤の正確な位置を確かめます。次に腹部を消毒して、羊水検査用の細い針をお腹から刺し、約20mlの羊水を取り検査センターへ送ります。検査後1~2時間位安静にしていただき、赤ちゃんが元気なことを確認してからお帰りいただきます。検査後は感染予防と子宮の張りを抑える薬を2日間飲んでいただきます。お帰りになった後でも当日は安静が必要ですので検査後に予定を入れることは避けてください。羊水検査は結果が出るのに2~3週間を要し、自費となります。また下記のような特徴がありますので、ご理解、ご納得いただいた上でご希望の場合は初期の妊婦検診の際にお申し出ください。

1.「正常を保障する検査ではありません」
羊水検査で異常があれば 残念ながら赤ちゃんは異常です。しかし、正常だからといって赤ちゃんが100%正常であることを保障する検査ではありません。血液検査などで染色体異常を調べる検査(トリプルマーカー、クワトロマーカー)がありますが、これらの検査は確率的に赤ちゃんに異常なことが多いか少ないか(100パーセントという結果も出ませんし0パーセントという結果も出ません)を調べる検査で現在妊娠している赤ちゃんが正常か異常かの判断はできません。

2.「異常がみつかっても根本的な治療はできません」
結果で異常がわかっても染色体の異常を治療することはできません。ただし、染色体異常に伴う合併症(心臓の奇形など)で生まれた直後に手術が必要な赤ちゃんは、この検査をすることによって、あらかじめ新生児の手術可能な病院で出産して命を助けることができます。

3.「100%安全な検査ではありません」
羊水検査は赤ちゃんの周りにある羊水という水分を針を刺して取ってくる検査です。子宮に針を刺すため、流産、早産の原因になりますし、赤ちゃんを傷つける可能性もあります。全国統計では0.3%~0.5%の人が検査後に流産や感染などの異常が出ています。決して安易に受ける検査ではありません。35歳で出産される場合お子様が染色体異常である確率は200人に一人、40歳では65人に一人、45歳で20人に一人となります。従って高年齢な方ほど検査後の流産の危険より染色体異常のお子様を出産する率が高くなりますので、検査を受ける意義があると思われます。

4.「羊水が取れないことがあります」
羊水とは赤ちゃんの周りにある水分のことで、発育中に赤ちゃんの皮膚などの細胞が羊水の中へ落ちています。羊水中のこれらの細胞が、検査の対象となりますが、これだけでは非常に少ないため、培養という方法で検査ができる程度の数に増やします。この培養に2週間ほどかかります。このためうまく培養できないと結果が出ないことがあります。場合によっては羊水が採取できないこともあります。その際には再度採取にきて戴くことがあります。

 

 

費用:97200円(再診料、羊水検査料、投薬料が含まれます)